こんにちは、中村です。
皆さんはワードプレスを集客ツールとして使えそうでしょうか?
「会社サイトはあるだけで良い」
という場合であれば問題ないかもしれませんが、
「当初は集客ツールとしての利用を考えている」
のであれば、有効に活用したいですよね。今日はワードプレスを集客ツールとして使うための準備を7つ紹介していきます。
1.問い合わせフォームの設置
まずは問い合わせフォームの設置です。ワードプレスを集客ツールとして利用する場合、連絡手段の整備は必須です。
会社への連絡方法として、問い合わせフォームは設置しておきましょう。
2.解決できることの明確化
次に準備するべきものは「解決できることの明確化」です。事業内容として「○○事業、○○運用」と書くだけでは見込み客への効果的なアピールにはなりません。
大切なのは「顧客のどのような悩みに、どうやって解決するか」です。これを明記するだけで、ピンポイントに悩んでいた人は「あ、私のことだ!」と真剣にホームページを読んでくれます。
同様の理由で「強みを洗い出すこと」も行うと良いでしょう。ただしmustではありません。なぜなら見込み客が購買を決意する理由は「自分の問題を解決できそうだと判断した」からです。「うちは競合他社と同じような内容だから強みなんてないよ」という人もいるかもしれませんが、強みの洗い出しは絶対に必要というわけではないので、可能なら洗い出してみましょう。
3.始める理由と続ける理由を用意する
これはwebサービス系やサブスクリプション系に特に相性の良い内容です。
サービスの場合は「始める理由」と「続ける理由」の2つがあると使われやすいです。「続ける理由」は前述した「解決できることの明確化」とイコールで考えてもらって構いません。要はそのサービスを利用することで何が解決できるのかが、そのまま続ける理由となります。
もちろんこれだけでも良いのですが、成約率を高めるためには「始める理由」もあるとなお効果的です。具体的には「初月無料!」などですね。代表例としてpaypayを挙げてみます。
paypayはQRコードで決済できるサービスです。その便利さは誰もが理解していましたが、普及までかなりの時間がかかりました。
そこでpaypayは10億円キャンペーンを実施します。10億円をユーザーの割引キャンペーンに利用することを大々的に広告し、多くのユーザーを集めました。
このように始める理由があるだけで成約率は劇的に高まるのです。また始める理由は広告を打つ理由としても採用できます。広告については後述に詳細があるのでそちらも見てみてください。
ただし始める理由を作ろうとすると下記のような悩みが出ます。
「一番割安な時期だけ契約されてしまい、結局赤字になってしまうのではないか」
私の経験では法人よりも個人だと、高単価よりも低単価だと、そのような旨味だけをかっさらっていくユーザーが集まりがちになります。この場合「値段は同じだがより良い機能を一時的に使えるようにする」「値段ではなく商品で還元する」などで対応できます。
ご自身のサービスに「始める理由」が作れないか考えてみてください。
4.アクセス解析ツールの導入
次はアクセス解析ツールの導入です。自身のサイトにユーザーが集まっているのかどうか、そういった動向がつかめないと、次の一手を打つことができません。
また後述の施策がどれくらい集客に貢献しているのかを測るためにもアクセス解析ツールは必須です。
個人的にはgoogle Anlyticsとgoogle Search Consoleの導入をお勧めしています。
google Analyticsは純粋にサイトのアクセス解析を行い、どのサイトによくアクセスされているのか、などを知ることができます。
google Search Consoleは検索からの流入にスポットをあてて解析ができます。具体的には「どのような検索ワードで当サイトに至ったか」を知ることができます。
これらは解析に必須なので必ず導入するようにしましょう。
5.ブログ記事の作成
次はブログ記事の作成です。いわゆる「情報発信」をすることで見込み客がサイトに訪れてくれる可能性を上げられます。同様の方法でセミナーの実施なども効果がある場合があります。自身の顧客がどのようなタイプか、また自分がどのような集客方法が得意かを考えて実施してみましょう。
注意点は「ブログ記事の作成は思ったより時間がかかる」ことです。私の場合、1記事を仕上げるのに2,3時間かかってしまいます。これを普段自分の仕事を行いながら実施するのは、かなり難しいといえるでしょう。
そういうときはブログ記事の執筆代行を依頼するか、後述するネット広告を活用する方法がおすすめです。
6.SNSの強化
上記ブログ記事の作成とならんでSNSの運用ができるのであればなお良しです。
SNSの運用はtwitterなどのつぶやきであれば、上記のブログ記事より簡単に情報発信ができます。また普段の自分を見せることで信頼性の向上にもつながりますし、どのような仕事を募集しているのかを人に知ってもらうことで仕事に繋がりやすくなります。知ってもらうことの重要性を、具体例を用いて紹介しましょう。
例えば今あなたがお腹がすいているとします。そしてハンバーガーが食べたいと思ったとしましょう。そのときに頭に浮かぶものはなんですか?
「マクドナルド」
「モスバーガー」
いろいろあるでしょう。そしてたいていの場合、思いついたお店で商品を購入することになります。
では逆に、なぜ他のハンバーガー屋では商品を購入しなかったのでしょう。当たり前ですが、それは思いつかなかったからです。
あなたの仕事にも同様のことが言えます。見込み客が「こういう問題を解決したい」と思ったとします。その解決方法を仮にあなたが持っていたとしても、見込み客が「あなたなら解決してくれる」と思いつけなければ、受注できないのです。
SNSで定期的に発信することで、どのような悩みを解決するのかを知ってもらうことができ、思いついてもらいやすくできます。
ただフォロワーが集まらないとなかなか力が発揮できないのと、初動が大変という意味ではSNSも挫折しがちです。その場合は他人に運用を代行してもらうか、下記ネット広告を使うのが良いでしょう。
7.google広告などのネット広告の準備
最後はgoogle広告などのネット広告の準備です。上記のブログの作成やSNSの強化は、育てばかなりの効果が見込めるものの、時間がかかるという問題があります。毎日1,2時間はこの活動に当てなくてはいけないため、継続も大変です。
「そのような運用をしている時間はない」「でも集客ツールとしては活用したい」
という人におすすめなのがgoogle広告です。
こちらであればお金はかかるものの、効率よくユーザーを集めることができます。またgoogle広告はクリックされた(=サイトに訪れた)場合にしかお金がかからない点も魅力です。他にも最近はyoutube広告、twitter広告、facebook広告などがあるので、商材に合わせてよりよい広告を選択するのが吉です。
「ただ作る」で終わらない運用を
集客ツールとして活用するための準備を7つ紹介してきました。
しかし、これと合わせて大切なことがあります。それは「サイトを集客用に作ること」です。今回の準備はいずれも「いかにしてサイトに人を集めるか」であり、「どれだけの人に問い合わせてもらうか」には焦点をあてていません。実際に問い合わせが入るかどうかはサイトの役目です。集客ツールとして使いたい場合はただ作るだけではなく、サイトの作り込みを行うように意識しましょう。